jojozuru’s blog

某高専生。

【編入体験記】大学編入試験全落ちしたけど結局第1希望の大学に補欠合格した話

こんにちは。つい最近大学に合格した下水です。
 
令和3年度の大学編入試験を受け終わって無事合格することができたので今年度以降の大学編入を目指してる人たちのためにこのブログを書くことにしました。
 
※最初に言うと私の編入体験記は全くと言っていいほど役に立ちません。
 

 

 


1.自己紹介

まずは自己紹介から
高専5年生 機械工学科
 
4年間の席次は
1年 17位   (40人中)
2年 5位    (約40人中)
3年 10位  (約45人中)
4年 8位   (約50人中)
でした。
 
順位は高くもなく低くもなかったのですが、なんとか推薦を貰うことができました。
 
ちなみにTOEICの点数はめちゃめちゃ勉強して380点で英語は苦手です。
 
 
 

2.受験大学と結果

 


私が今年受けた大学と結果です。
 
1、豊田工業大学  工学部  先端工学基礎学科......不合格→補欠合格
2、豊橋技術科学大学  機械工学課程......不合格
3、弘前大学 理工学部 機械工学科......不合格
 
 

3.試験までの流れ
 


4年生10月


私はもともと高専卒業後は就職しようと考えてしましたが、寮で同じ部屋の先輩(C先輩)のアドバイスによって大学編入を目指すようになりました。
 
私はコロナの影響で4年生の夏にインターンに行くことができませんでしたが、C先輩はインターンを経験しており、高専卒の社員の方と話す機会があったそうです。
 
高専卒の社員の方が言うには、「大学には行けるなら行ったほうが良い」と言っており、給料や昇進の面でやはり高専卒は大卒より不利な部分があるみたいです。
 
これを聞いたC先輩は名古屋工業大学編入を目指したそうですが、手をつけ始めたのが4年生の3月とかのクソ遅い時期に勉強をはじめた結果間に合わず、結局諦めたって言ってました。
 
C先輩は私に勉強始めるのが遅かった自分のようになって欲しくないからって事で、編入数学徹底研究と黄色い表紙の基礎物理学演習Ⅰ、あとは電磁気の参考書を貸してくれました。
 

 

 

 


まあそんな感じで同部屋の先輩のお話で、私も目標は高く名古屋工業大学を目指すことにしました。
あとC先輩の勧めで麻雀をやり始めました。(地獄の始まり)
 

4年10月〜12月


この時期は製図やレポートに毎日朝まで追い込まれつつ、推薦もらうためにテスト勉強もしつつ、編入のために数学徹底研究をちょこちょこやってました。
 
編入のための勉強より推薦をもらうためのテスト勉強の方に力を入れてた感じです。
 ちなみに徹底研究はこの時まだ全然進んでません。多分2章か3章の積分やってました。
 
あとずっと麻雀やってました。
 
麻雀にハマったのと勉強嫌いなので名古屋工業大学諦めて豊橋技術科学大学の推薦でヌルっと進学することを決めました。
 
意思が弱いなぁって今振り返って思います
 


4年12月〜2月末

 

 2月末になって定期テストが終わるまではレポートと製図とテスト勉強とひたすら麻雀してました。
 
てかなんなら麻雀しかしてませんでした。
 
この時には多分徹底研究は半分の8章微分方程式ぐらいまでは頑張って終わらしてたと思います。
 


4年2月末〜3月

 


豊橋技術科学大学の推薦をもらうために頑張ってテスト勉強をしてたので自分的にはやらかした感じではなく、ちょっと手応えありって感じでした。
 
そしてテスト返却日(2月末)は、なんとか頑張ったので割といい成績でした。
 
なので私は推薦がもらえると確信し、3月はひたすらAPEXと麻雀に明け暮れる春休みを過ごしました。3月は勉強を全くと言っていいほどやりませんでした。
 
けどバイトするほどの気持ちの余裕はなく、毎日机に座って数学の問題を1問だけ解いてあとはゲームしてました。春休みは朝5時に寝て15時ぐらいに起きてゲームして夜ご飯だべて数学1問解いてYouTubeみて TikTok見てぐだぐだほんとに無駄な時間を過ごしてました。


今思うとゲームなんかしてないで半日バイトして、夜勉強しとけばなぁぁって反省してます。
 
 

5年4月

 


学校が始まり、旧帝大レベルの大学を目指す人たちは本気で勉強してました。
 
それをみて流石に私も焦り始め徹底研究を終わらせて次は編入数学過去問特訓を3000円ぐらいで親に買ってもらいました。
過去問特訓はa.b.cと問題のランクがあるのですが、応用のc以外のa.bだけやりました。
 


豊橋技術科学大学の推薦が落ちた場合、学力試験を受けることになるため、数学、英語、専門も勉強しなきゃいけないので一応やり始めました。
 
豊橋技術科学大学の推薦は過去の合格発表を見ても、受けたら受かる感じでした。なので推薦がもらえる=合格と思っていたので全然勉強に力が入りませんでした。
 
グダグダ数学をやりつつ、まあまあ終わった段階で英語と専門をやり始めました。
 
英語は速読英単語必修編という参考書を買って勉強してました。

 

 


専門は学校で使ってる教科書(材力力学、流体力学、熱力学、材料学)を使って演習問題をやりました。

 

 

 

 

 


 
あとは豊橋技術科学大学の過去問をひたすらやってました。多分10年分ぐらい数学、英語、専門やってました。
 


5年5月

 


豊田工業大学の説明会に参加した友人から今年から受験資格の学生を上位20%から25%に枠を広げることを聞きました。
 
昨年までは豊田工業大学にはオールAレベルの頭のいい人達が進学していたので私には到底いけないと思っていたのですが、この話を聞いて今年から私も受験資格があることを知り、豊橋技術科学大学の推薦をやめて、豊田工業大学の推薦を受験することを決めました。
 
この時には
第1希望  豊田工業大学  推薦
第2希望  豊橋技術科学大学  学力
を受けることにしました。
 
豊橋技術科学大学を学力で受けると決めてからは毎日勉強するようにしました。
 
他の人の編入体験記を読んでましたが、白紙で出しても受かった。とか、技科大は簡単に受かるみたいな体験記もあったので、技科大推薦は簡単なのか。じゃあ、あんまり勉強しなくても推薦で受かるから勉強しなくていいやって思ってました
毎日3時間ぐらいしか勉強できなかったです
 
5月は豊橋技術科学大学の過去問やってました。
 
 


5年6月

 


6月19日  豊田工業大学編入試験
6月26日  豊橋技術科学大学編入試験
がありました。
 
豊田工業大学は面接、英語と専門の口頭試問でした。
豊橋技術科学大学は数学、国語、英語、専門の4教科の筆記試験でした。
 
どちらの大学とも全くと言っていいほど手応えがありませんでした。ぶっちゃけどっちも落ちたと思いました。(落ちてました)
 
それぞれの大学の編入試験内容はまた後日載せたいと思います。
 
6月30日 豊田工業大学の合格発表がありました。
 
自宅宛に合格か不合格かの書類が届くと言われていたので、この日は親に仕事の休みを取ってもらいました。
 
この日は卒業研究をしながらめちゃめちゃドキドキしながら親からの連絡を待っていたのを覚えています
 
親から「結果届いたよ」と連絡があり、開けてみるとその中には「選考結果 : 補欠」と書かれた紙がでてきたそうです。
 
めちゃめちゃショックでした。
 
9月22日以降に定員に空きができたら電話で補欠合格する可能性があると書かれていたんですけど、補欠合格なんてあってないようなものだと思っていたので手ごたえのなかった技科大がもし落ちたらどうしようと不安になりました
 
落ちた時には豊橋技術科学大学の学力試験は終わっていたため、他に受けれる大学があるかすぐに調べました。
 
しかし6月末にはほとんどの大学が出願が終わっており、受けれるのは私の高専の専攻科か、後は少しだけ残っている地方国立大学しかありませんでした。
 
この日はショックと不安で一睡もできなかったなぁ
 


5年7月

 


落ちた次の日にはまだ出願が間に合う機械科募集の大学を探していました。
 
その中で出願締め切りまであと1週間しかない青森県弘前大学を見つけました。
 
弘前大学青森県にある国立大学で「ひろさき」と読むそうです。見つけた時は私は読み方さえわからないほど知りませんでした。
 
弘前大学の機械科は、医用ロボットとかの医療と機械工学を合わせた医用工学について研究しているそうです。
 
その中でも、とある研究に少しだけ興味が湧いたため弘前大学編入試験を受けることにしました。本当は落ちた不安と、どこでもいいから大学に受かりたい。進路が欲しいと焦っていたため受けれるから受けました。
 
受けると決めてから出願締め切りまではわずか1週間しかなかったためすぐに指導教員に連絡して志望理由書を書き上げ、書類を準備してもらいしました。
 
教務課の人に成績通知書などの書類を準備してもらったのですが、締め切りがもうすぐだったため、直接青森まで飛行機で出しに行こうと思うぐらい追い詰められてました。
 
いやぁ、あの時はめちゃめちゃ焦ってたなぁって思います。
 
自分だけ進路決まらない不安あっち~~💦
 
そして7月20日 豊橋技術科学大学の合格発表がありました。
 
結果は不合格でした。
 
まぁなんとなく分かっていたけど、実際に落ちるとショックでした。
 
落ちたのが分かってから、弘前大学の面接内容を考え、数学と専門を少しづつ勉強をし始めました。
 


5年8月(夏休み)

 


進路が決まっていない不安にずっと悩まされながらずっと面接対策をしてました。
 
この時にはもし全部大学落ちたら、
1、研究生になって来年再チャレンジ
2、わざと留年して来年就職
かとかいろいろ考えてました。
 
そして8月21日 弘前大学編入試験があるため、ホテルと飛行機を予約して準備万端になりました。
 
青森出発前日、入試課の方から電話がありました。
 コロナの影響で延期して、後日オンラインに変更します。とのことでした。
 
急いでホテルと飛行機をキャンセルしました。なんとかキャンセル料はかかりませんでしたが、もう少し早く教えて欲しかったなぁ思いました。
 


5年9月

 


9月3日に延期になって、オンラインで試験がありました。
 
試験内容については公開禁止と誓約書を書かされたので受ける人には申し訳ないですがここには書けません。
 
とりあえず試験が終わった安心でバイトを入れ始めました。
 めちゃめちゃ久しぶりのバイトでした。10ヶ月ぐらいぶりでした。
 
大学全落ちしたら、わざと留年して来年就職しようと考えていたため来年の学費稼ごうかなぁなんて思ったりもしてました。
 
そして9月15日結果発表
 
不合格でした。
 
別になんとも思いませんでした。
 遠すぎてあんまり行きたくはなかったからです。
 


そして9月22日の豊田工業大学 補欠合格の場合電話が来ると言われてた日が来ました。
 
受かる可能性は低いけど、めちゃめちゃドキドキしてました。
 
そしたら電話が来ました。
 
めちゃめちゃ嬉しかったです。
 
なんとか滑り込んで合格できました。
 
あぶね〜受かった〜って気持ちでいっぱいでした。これはめっちゃ嬉しかったです。

 

受かったことより、進路あった~~編入試験おわった~が強かったです
 


 
 4.編入試験についての感想
 


編入試験は簡単だ。国立大学への編入は大学受験と比べてしやすいとか言われていると思います。
 
けど本当に必死に勉強しないとどこも受からないと実感しました。
 
調子に乗ってると落ちます。もちろん私のように勉強せず調子乗ってると落ちます
 

編入試験で後悔していること

  1. 編入試験は後期日程があると思っていた
    去年は編入試験が11月とかの遅い時期に受けていた先輩がいたので、もし大学落ちたら後期どっか受ければいいやと思っていたけど、去年はコロナの影響で延期になっているだけでした。
  2. 専攻科を受けとけばよかった
    どうせ2校のうちどっちかは受かると思っていたので受けませんでしたが受けれるなら受けといたほうがいいです

要するに自分の学力に自信がない人は受けれるだけ受けといたほうがいいと思いました。

 

あと、編入試験に全部落ちたらどうするのがいいかネットを探しても書いてなかったので危うく進路なくなりかけていた私なりの案を書いておきます。

  1. 研究生になって来年編入再チャレンジ
  2. 研究生になって来年就職
  3. 計画留年して来年編入再チャレンジ
  4. 計画留年して来年就職

私的には

1➞3➞4➞2

がいいと思います。

 

研究生になると、

  1. 留年するより学費が安い
  2. 履歴書に書ける(無職ではなくなる)
  3. 学校のサポートを受けれる(先生に相談や図書館の利用など)
  4. 卒業することになるので既卒扱いになる

などがあります。

既卒になるともし就職する場合は中途採用になるため厳しくなるそうです

 

計画留年すると

  1. 卒業していないので新卒扱いのままになる
  2. 取らなかった単位を来年取る必要がある

 

などがあると思います。

 

個人的には来年編入試験をもう一回挑戦するやる気があるなら研究生

編入は諦めて就職するなら留年がいいと思います。

 

今年高専から編入試験受ける人とかに気をつけて欲しいことをまとめたいと思います。
 
 

 


5.さいごに
 

1、大学はいっぱい受けて損はない
2、自分の専攻科は受けておく
3、推薦でも落ちることある
4、編入試験に後期は存在しない
 
ぐらいですかね。ほんとに私も受かると思ってあんまり勉強してませんでしたが、見事に全部落ちました。
 
受かると思ってても絶対勉強はしてください。
 
ほんとに運が良かったと思います。
 
今後編入試験を受ける人の役に立たない編入体験記でした。読んでくれてありがとうございました。